私の地元・信州伊那地方を散策



2010年5月17日(月)、白川郷の取材翌日のこと…。
好天に誘われ、長谷アルプスフォトギャラリーを後に、伊那市街へと向かった。途中、三峰川に架かる橋を渡り、三峰川右岸を西へとナイスロードを走った。

以前から気になっていた河原に咲く黄色の花群落が目にとまり、撮影すべく引き返す。

路肩の広いスペースへ愛車を止め、三脚とレンズ2本を片手に、カメラを肩掛けして河原へ降りた。

大群落する黄色の花は、なんとセイヨウカラシナだった。
この花は、ヨーロッパ原産の2年草。野菜として栽培されるカラシナの野生種で、日本にも帰化し、河原や堤防などに群生する種である。セイヨウアブラナと違って、葉の基部は茎を抱くことはないらしい。

黄色の花咲く三峰川から中央アルプス                               セイヨウカラシナ咲く河原と西駒ヶ岳


ふたたび愛車に飛び乗り、私の故郷・駒ヶ根市へとハンドルを切った。

天竜川に程近い三峰川の橋を渡り返して、富県集落を横目に火山峠を越えた。
この峠を境に伊那市から駒ヶ根市へと行政区が変わる。

水田地帯と果樹園地を抜け、東伊那と呼ばれる集落の東側、山懐へ撮影基地を定めた。
周囲を歩くこと約数㌔、水田のかなたに屏風を連ねたように広がる中央アルプスの山並みを作画したり、あるいは水田の畦に生えるハルジオンやヒメジオンの群落と、山々との構図を創ったりした。
初夏のこの地ならではの風景を捉え、1時間ほど撮影を楽しんだ。


翌18日は、一日中、東京都中央区京橋にある企画編集会社と木曽駒ヶ岳の本作りに奔走した。写真の選定や文字原稿のやり取りを終日おこなったのだ。
これは数ヶ月前から続く延長戦、最初は「八ヶ岳・蓼科山」で、こちらはほぼ校了となっている。けれども木曽駒ヶ岳は最終カウントに入り、蜂の巣をつついたような編集合戦のただなか。
これほど編集の方が熱くなる本作りも珍しい。
きっと目の覚めるようなすばらしい本ができること請け合い。

さらに19日は、降雨の中、中央アルプスの千畳敷へとロープウェイで上がった。
中央アルプス観光株式会社の営業部の方に同行し、6月24日(木)~25日(金)に同会社が主催する写真教室の打ち合わせであった。
残雪模様と若葉の高山樹木、それに雪解けの大地にいち早く花を咲かせる、愛くるしいショウジョウバカマやコイワカガミなどを被写体に、千畳敷ならではの初夏の山岳風景を撮影していただく企画である。
初日の24日は、デジタルプロジェクターを使って実際に私が撮影した画像を作例に、写真講座も開かれ、ご参加の皆様と、写真や千畳敷の被写体について、ディスカッションできればいいなと考えています。

細部にわたって綿密に協議をさせていただき、ふたたびロープウェイで下山。

駒ヶ根高原では、雨に打たれたヤマツツジの赤が鮮烈で、思わず切石公園に車を回す。

若葉映える湖面・駒ヶ根高原
                                    小雨の中の切石公園の池


公園のシンボル、巨岩がまっぷたつに割れた石の東側には、小さいながら優美な池が佇み、オシドリが2匹、静かに泳いでいた。
湖畔には刀のような菖蒲の鋭い葉と、桜の枝が池に覆いかぶさるように若葉をまとい、日常から隔離されたような静寂な水風景が開けていた。
すっかり気をよくした私は、雨にぬれるのも忘れて撮影を堪能した。


千畳敷写真教室の問合せ/中央アルプス観光株式会社・電話0265-83-3017。
担当は営業部の寺澤広高さん。

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プロフィール

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Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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