№306 風景写真の考察

9月24日(水)

皆様こんにちは。
昨日まで晴れる日の多かった長野県です。

このところ9月の中旬から連日のように撮影取材にでかけています。

今日は、伊那地方の里山風景を題材に、風景写真の作画を考えてみたいとおもいます。

中央アルプスを背後に水田地帯で作業が進む
「中央アルプスを背後に水田地帯で作業が進む」
曲線を描く小川の左右に水田が広がっていました。木や森も丸く見えて、それらも作画の対象に取り入れています。
稲刈り作業が少し始まり、土手の草刈をする男性を中央の左側に配置させ、そのことで雄大な風景に表現させています。




伊那市富県地区
「伊那市富県地区」
鋭角三角形の雲が流れてきました。そこで水田地帯と、背後の山並みが雲と同様に鋭角三角形になるような場所を探し、画面全体のバランスを考慮してこの写真の構図に決めています。
点在する民家や軽トラックが、広大な風景を効果的に見せてくれました。



キャベツ畑
「キャベツ畑」
中央アルプスを背後に緑色の収穫間近のキャベツ畑が広がっていました。
このような写真の場合は、同系色による画面構成をすることが必死です。
光の濃淡が大切なので、強い太陽光線が射し込むのを待ってシャツターを切っています。



青空に雲と蕎麦畑
「青空に雲と蕎麦畑」
こちらの写真も同系色による表現です。縦位置写真にし、空の高さと、湧き上がる雲の形を強調させようと試みています。
白く清楚な蕎麦の花は画面内では少なく、控えめに取り入れています。



稲穂の海原に青空の雲
「稲穂の海原に青空の雲」
画面半分下は単純な構図にするため稲穂のみにしています。
雲の形、山並みと蕎麦畑に最大の配慮をして、雲と連続するように構図を決めています。


六道ノ堤
「六道ノ堤」
もともと水田地帯に水を供給するために溜池が造られました。溜池のおかげで、伊那米と呼ばれる米どころが誕生したのでしょう。
湖面がおだやかな朝の時間帯に撮影。現実の風景と、虚像である湖面に映る風景とを作画しています。
このような構図をシンメトリーといいます。背後の西駒ヶ岳が遠近感を醸し、青空に湧く雲も風景に彩を添えています。
この写真も同系色による組み立てです。光と影を考えて構図を作っています。


蕎麦畑を彩るコスモスと雲
「蕎麦畑を彩るコスモスと雲」
この写真は、色彩効果を考えています。コスモスのピンク色の花と、白い雲と蕎麦畑。
コスモスの花で画面内を斜めに区切り、大胆な構図に決めました。
背後の山は、南アルプス3000m峰最北端の仙丈ヶ岳。画面内で山が小さく配置されているので、遠近感が拡大されています。


特殊のレンズで地球のように水田と蕎麦畑を表現
「水田と蕎麦畑」
特殊レンズを装着して地球のように表現してみました。


長野県の伊那地方は、秋の収穫の真っ最中です。
さまざまな被写体が目白押し…。上記にアップした写真はすべて1週間以内に撮影しています。

皆様には、お時間をとってぜひ伊那地方にお越しになりませんか。
撮影の際は、道路からはずれないように配慮をお願いいたします。


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プロフィール

Alps Photo Gallery

Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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