№366 近況のご報告

3月26日(土)

こんにちは。
皆様にはいつもブログを見ていただきありがとうございます。
長谷アルプスフォトギャラリーへお越しくださいました皆様には、
お会いできまして、嬉しかったです。心より感謝しております。

この24日は、中日新聞社長野支局の記者今井さん、そして同松本支局写真部記者浅井さんが、取材にお越しくださり、お忙しい中、お手数をおかけしました。
御嶽山が突然の噴火をして、明日で1年6ヶ月になります。今後の登山のあり方等について記者の方とお話をさせていただきました。
9月27日御嶽山が突然に水蒸気爆発を起こし、そのとき偶然、山頂直下まで登っていた私は噴火に遭遇してしまったのです。
その後のことは新聞、テレビ等に掲載したり放映されましたので、ご存知かと存じます。
そのとき噴火の降灰をかぶったザックや衣類・靴、撮影機材を永久的に保存しようと、長谷アルプスフォトギャラリーを運営してくださっている株式会社ヤマウラの社長様の助言もありまして、現在は長谷アルプスフォトギャラリーの一角へ展示させていただいております。
山岳地帯は、私たちに多大な恩恵を与えてくれます。世界各地の自然界は、人間に優しい面ばかり持ち合わせていない山岳地帯があります。けれどもアジアのとりわけ日本における山岳地帯の大自然は、人間にやさしい面を持ち、山の自然からさまざまなことを学ばせてくれます。山の自然から脈々と文化を育んできた歴史があるといっても過言ではないとおもいます。
しかし、山岳地帯がひとたび荒れ狂うと、ちっぽけな人間を痛みつける悪魔の顔も併せ持っています。まさに火山噴火がそのひとつといえます。
火山へ入山するには、日本気象庁の現地火山情報などを入手し、噴火が鎮まっていることを確認した上で入山するようにしましょう。そして、たとえ登山中であっても異変を感じたら、まよわず引き返したいものです。
一方、火山の山域は危険地帯だから入山禁止にしてしまえぱよいと考えず、どのようにすれば安全に配慮しつつ、火山へ登山することができるか、また自然界と触れ合うことができるか、山小屋やその山を所轄する行政関係の皆様のみならず、多方面の皆様で充分な協議をし、それを確実に活かした政策やマニュアル作りをして、それを実行に移してゆかなければならないかと思います。
多くの人の尊い人命が奪われ、いまも所在不明な人がいらっしゃいます。このような悲しいことが繰り替えし起こらないために、痛ましい御嶽山の噴火の体験を、これからもことあるごとに語ってゆくことこそ、生き残った私の使命ではないかと考えております。

登山という行為は、自己責任において入山から下山まで、すべて登山者が追わなくてはなりません。登山には常にアクシデントが付きまとうものと自覚し、そのときに備え、ふだんから体力増強のトレーニングを積み、机上の知識を蓄え、無謀な登山は避けなくてはなりません。
山域内の現場においては、気象の変化による豪雨や雷、霧の発生による道迷い、怪我や登山道の欠損時など、予期せぬ事態が起こるのが山の自然です。そういったときは、ありったけの汗をかき、ありったけの知恵を出して乗り越え、無事家族のもとへ帰還することが大切で、そのようにすることが登山者に課せられた使命といえるのではないでしょうか。

御嶽山の噴火の際は、私の周りの人たちは皆、冷静でした。お互いを思いやり、励ましあって下山する姿を見ました。

特に山小屋のオーナーや従事する人は、自分よりも登山者のことを優先し、登山者を助けようと、できる限りの事をしておられる姿勢を目の当たりにし、頭が下がりました。これは私が直接、いったん避難させていただいた石室山荘の皆さんです。

人間の価値は、何か起こったときどのような対応ができるか、どのように解決するかだと思います。
冷静に的確に即決し、即実行に移す、判断力と行動力こそ重要ではないかと考えます。
そういう能力が培われるのも登山なのです。

登山による至福感はなにか? よく問われます。
第一には山岳の自然界とじかに触れ合うことができる点…。
第二は山域で出会った人とのふれあいです。

日常の世界では、初めて会った人とすれ違っても挨拶は交わしません。けれども山の中では、初対面の人も知り合いの人も、同じように挨拶を交わし、いたわりの言葉をかけます。

山頂や途中で、腰掛けて休んでいるとき、たまたま居合わせた登山者であっても、飲み物や食べ物を分け合うことがあります。
例えば、みかんを食べようとしたとき、近くの石に腰掛けている人をみたら、『みかんいかがてすか?』
そのように一声かけて、半分に割って手渡します。
そういうことがごく自然にできてしまうのも山の人間関係なのです。
もともと日本人が持っていた、他人を思いやるやさしい心が山にはまだ残っているのです。

人間が生きてゆくうえで、もっとも大切な心のひとつを、登山という行為の中にみてとることができます。

ふだん自分の考え方などを文字にすることはありませんが、今日は皆様に聞いていただきました。
失礼な点がありましたらお許しください。

3月25日(金)は、朝から飯田市街地へ「お練祭り」の取材へ出かけましたところ、中日新聞松本支局のAさんと郵便局の駐車場で、たまたまお会いしました。
ご縁とは不思議なものですね。

昨日、そして今朝は結構冷え込みましたが、日中は暖かな陽射しが体に優しく感じます。

今日26日(土)は午前中、高遠町にお住まいのTさんが、ぶらりとお立ち寄りくださいました。彼はときどきお訪ねくださいまして、雑談を楽しく交わしてくれます。

いまTさんは高遠町にある「高遠ポレポレの丘」というプレーパークにて、4月1日~5日まで開催される「水仙まつり」の準備に追われているようです。
畑に出て、野草に関係したさまざまな農作業をこなしております。

ちなみに4月9日(土)はもりだくさんのイベントがあるようです。
わたあめ、焼きそば、たこ焼き、やきとり、ビールなどが用意される屋台村や、似顔絵、木工体験、整体・マッサージ、占い、天然酵母パン、植木販売、カレー屋、りんごジュース、フリーマーケット等々、出店がたくさん出店されるようです。

皆様には水仙の花見に高遠へお出かけになってみてはいかがでしょう。

さらに午後には、伊那市役所に勤務する素敵な女性がお訪ねくださいました。
彼女は、自ら写真を撮影し、旅に出ることと作画が大好きというマニアックでエレガントな人です。


長谷アルプスフォトギャラリーでは4月2日~24日までの土・日曜日と祝日に開館する第60回企画展が始まります。

現在の企画展「感謝と祈り」は明日の日曜日・27日までとなります。

下記へ飯田お練祭りのスナップを数枚アップします。お楽しみください。


本町三丁目大名行列保存会
本町三丁目大名行列保存会


大名行列・本町三丁目保存会
大名行列・本町三丁目保存会



飯田お練り祭り・東野大獅子
飯田お練り祭り・東野大獅子



東野大獅子保存会
東野大獅子保存会


獅子あやつる宇天王の煌びやかな衣装とおごそかな面…。敏捷に頭(かしら)を振る大暴れの大獅子…。
7年に一度のこの日は、勇ましく豪快な屋台獅子と、規則正しく凛として舞う大名行列の時代絵巻がみごとでした。






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プロフィール

Alps Photo Gallery

Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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