ギャラリー便り№64

南アルプスの女王・仙丈ヶ岳へ山行


10月1日~2日の日程で日本山岳写真協会南信支部2011年撮影会が開催されました。

メンバーは、仙丈ヶ岳の山懐で生まれ育ったリーダーの伊東さん、寡黙な山男でありここ一番の撮影にはとことん粘る副支部長の今井さん、同じく岐阜県に勤務する加藤さん、デジタルカメラとパソコンに精通する荒井さん、紅一点の山ガールであり女性写真家の中谷さん、そして私の6名です。

朝一番の南アルプス林道バスに乗り、北沢峠(終点)で下車。
そのまま小仙丈コースを登り、森林限界の下部から青空が開け始めました。

森林帯を抜けると目の覚めるような青空の下、下界をびっしり覆い尽くす雲海に、
周囲の峰々が浮かんでいました。

鋸岳、東駒ヶ岳(甲斐駒ヶ岳を地元ではそのように呼ぶ)、八ヶ岳、槍・穂高、乗鞍、中央アルプス、浅間山、北岳から南へ続く南アルプスの山々などが印象的でした。

さらに青空には秋独特の高層雲が湧き上がり、彩を添えてくれました。

最初のピーク・小仙丈岳では約30分、ウラシマツツジが所々で真紅に色づき、それらを前景に仙丈ヶ岳や東駒ヶ岳を作画したりしました。


ウラシマツツジの紅葉と雲わく東駒ヶ岳
紅葉と雲の東駒ヶ岳


ウラシマツツジの紅葉と仙丈ヶ岳
紅葉と仙丈ヶ岳


そこから3033mの仙丈ヶ岳までは約1時間の所要。
途中で被写体を見つけては、そのたびにカメラを出してシャッターを切りました。


仙丈ヶ岳と山肌を覆う紅葉
山肌を覆う紅葉と仙丈ヶ岳



南アルプス最北端の3000m峰・仙丈ヶ岳からは、南に対峙する大仙丈ヶ岳を往復しました。

山頂までの区間、要所に鮮やかに色づくウラシマツツジの紅葉と、仙丈ヶ岳南壁を捉たり、霧流れる仙丈ヶ岳を何枚も撮影しました。


霧流れる仙丈ヶ岳南壁
霧流れる仙丈ヶ岳南西壁



仙丈ヶ岳山頂に引き返し、今宵の宿・仙丈小屋へ向かいました。
山小屋ではまずビールで乾杯…。

宿の主人・宮下さんが大歓迎してくれ、6名とも気をよくして夕景を三々五々、撮影しました。



鋸岳と八ヶ岳の夕景
鋸岳と八ヶ岳の夕景



夕飯時は、もうひとつの目的、新入会員歓迎会を行い、日本酒、ワイン、ビール、ティーなど様々な飲み物を手に乾杯し、消灯の7時30分まで語り合いました。

山の仲間とは本当によいものです。


翌朝は日の出の5時33分に照準を合わせ、小屋を4時35分に出発。
5時少し前に稜線に出て、チャンスを待ちました。

加藤さんが『ライチョウがいます!』
と、静かに叫んだので、観ると数匹が草をかんでいました。

ご来光の出る山並みには大きな雲の一団が占領し、その上、眼前の東駒ヶ岳には、
次々と雲が流れ飛び、撮影にはなりませんでした。

ハイマツやミヤマハンノキなどに霧氷が付着し、ご来光が現れれば、好被写体となってくれたのにと、悔やまれましたが、山の自然とは私たちの思うようにはなりません。

朝食をいただいた後、曇り空をみながら下山しました。
途中で、藪沢ノ滝や東駒ヶ岳を撮影しました。
下り着いた大平山荘では、山荘の前をお借りし休憩しました。

ご主人夫妻が心から歓迎してくださり、きゅうりのカラシ付けと美味しいお茶を淹れてくださいました。
竹沢ご夫妻に心から感謝して北沢峠へと登り返し、帰路へ着きました。


薄暮の雲海に浮かぶ北アルプス
薄暮の北アルプス
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Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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