ギャラリー便№65

飯盛山(めしもりやま・1653m)に登りました


10月19日、気温4度。
午前3時50分、伊那市長谷にある事務所を発ち、野辺山原と八ヶ岳を望む絶景地・平沢峠に着いたのは午前5時30分、ヘッドライトを点灯しないと車は走れない暗さ…。

それでも到着して20分もすると、辺りは少しずつ明るくなりはじめ、駐車場の北側100mほどにある獅子岩は、濃い霧のためにその様相はみえません。

もちろん西側眼前に見えるはずの八ヶ岳は白いカーテンに閉ざされ、まだ深い眠りについていました。

1時間ほどすると霧はうそのように消え、広大な野辺山高原と、その背後には幾つもの峰が林立する八ヶ岳が姿を現す。

上空には秋独特の高層雲がわき、私はわくわくしながら三脚にカメラを装着しました。

撮影後の8時50分、平沢峠の登山口を後に飯盛山へと歩を進めていました。

駐車場にマイカーを止め、次々に登山道へ消えてゆく登山者を数多くみた私は、
魅力的な山があるとつい登りたくなる、いつもの癖がでてしまったのです。

岩がゴロつく足元の悪いゆるやかな登りが続き、いったん傾斜が緩んだかと思うと、ふたたび登りが始まり、まるでボブスレーのコースのように、深くえぐれたコースは、路面こそ徐々によくなったものの、斜度は登るほどに増してゆきました。

急な斜面を20分も登ったところで平坦路となったものの、その先でわずかな登りとなり、分岐点に出ました。
この分岐は、飯盛山付近では最高点となっている平沢山を経由する直進コース、それに平沢山の南側を巻く右コースに分かれました。

私は平沢山を帰路に、右の巻き道を利用して先を急ぐ。
上空にわきあがる造形的な雲が次々と出現し、飯盛山頂から見る絶景を予感したからです。


八ヶ岳と平沢山を振り返り見る
八ヶ岳とその右の平沢山。飯盛山付近は草原の平坦路が続く


山梨県側の景色を俯瞰しながら、草原の斜面に付けられた細いトラバース道を踏んで、平沢山、三沢山、飯盛山の分岐に出て、飯森山へと最後の登りにかかりました。
山頂までの距離は近く、汗ばんだ背中に風が心地よく吹き渡りました。

山頂には、何人もの人が、すでに至福の時を過ごしていました。


飯盛山の山頂
飯盛山の山頂



南アルプス
南アルプス


霊峰富士
霊峰富士


八ヶ岳と高層雲
高層雲が彩を添えてくれた八ヶ岳



しばし撮影した私は、飯盛山を撮影すべく東側に座る三沢山を目指し、
ふたたびザックを背負って歩き始めました。


飯盛山
三沢山から見る飯盛山



まるで椀に飯をこんもり盛ったような山姿…。
山名の由来が判る山容であり、雪を抱くとさらに雰囲気が出そうでした。

西に見える平沢山が飯盛山周辺の高点というので、鞍部から登り返して山頂に立つ。
けれども八ヶ岳の展望はよくない。山頂を覆うカラマツや雑木が視界を邪魔するからでした。

いっきに登山口まで下り、清里にある吐竜ノ滝を目指す。
この滝は幾度となく訪れた滝ですが、初夏や夏ばかりで秋は初めてのこと。

滝を撮影するには時間的に光線の角度がまだ早いことを知っていた私は、昼食を摂ってから向かうことにし、食堂を探して国道141号線を南下。

チャイナ料理の看板が視界に入り、迷うことなく駐車場へ車を入れました。

店内に入り、メニューを見て、多くの人が訪れる意味が納得できました。
値段が安く、サラダバイキングは無料、厨房から漂う香りがたまらない…。
きっと味もいいのでしょう。

エビ丼を注文。待つ間にカメラのモニターで撮影した画像のチェックを入念に行いました。


ハクサイ、ニンジン、キクラゲ、シテタケ、タケノコ、ホウレンソウ、チンゲンサイ、キャベツ、イカ、ハムなどの具の中に、ぷりぷりのエビがこれでもかとばかりに主張し、私は目を細めて賞味しました。



さて、吐竜ノ滝は八ヶ岳の主峰・赤岳などを源に東流する川俣川東沢に落ちる、巨大な伏流水が形成する珍しい滝であって、ゴツゴツの溶岩の岩肌に美しい飛沫がかかるフォトジェニックな滝です。

紅葉は見ごろを向かえ、いろいろな写真を創って撮影を終えました。

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Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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