№140

10月23(火)

皆様こんにちは。
今朝は昨夜から雨が降り始め、いまも静かに降っています。
秋雨の時雨という感じでしょうか…。

昨日は、天気がよかったので午前中、木曽の唐沢ノ滝へ行ってきました。
作例写真を撮りましたので皆様と一緒に写真の構図について考えてみたいと思います。

まずは通常の横画面の写真。
横位置写真
画面は安定しますが、滝の持つ高度感は損なわれます。
この写真の構図に注意を払った点は、滝の流動感と紅葉を強調させるために、
画面左右に影の部分を配置させたことです。
この利点は写真を鑑賞するとき自然に目線が滝に向かい、その上部の紅葉と青空に視線が誘導されます。


次は縦画面の写真
正面から滝を捉え画面を3分割
滝のほぼ正面からカメラを構えているので、画面は安定します。
そして縦位置写真としたことで、高度感は横位置写真よりも強調されます。
またさらに画面を上下に三分割しています。
上部は紅葉、中間は滝の上段、下部は滝の下段という構成です。
このような面による三分割が、画面内を安定させる要因のひとつとなっています。

次の写真は超広角レンズを使い遠近感を拡大
正面から遠近感を拡大
遠くのものほどより遠くに描写される広角レンズの特徴を生かして、
画面上部の紅葉を画面内に少なくすることで、滝の流動感と存在感を強くアピールしています。

カメラ位置を滝の正面から左に移動して滝を斜めから捉えた写真
左側から捉える
同じ滝でも違う滝に見え、しかも画面内にリズムが生まれます。
反面、滝よりも紅葉の部分が強まって表現されました。


滝とカメラ位置との距離による描写の違い
縦長画面で高度感を強調
こちらの写真は上の写真群が滝のすぐ手前から捉えているのに対し、
滝から約20mほど離れ、望遠レンズで捉えています。

望遠レンズの特徴のひとつは手前と背後が圧縮され、遠近感が少なくなることです。
そのため写真は平面的になり遠近感こそ弱くなりますが、
高度感はかなり強調されます。
そのため一気に飛沫を落とす、滝本来の姿が表現できます。
また縦位置写真をさらに細長の縦ワイドにしたことで、
これらの特徴がさらに強く表現されています。

次は、魚やトンボの目線・魚眼レンズで滝を捉えてみました
魚眼で驚きの写真を表現
肉眼では普段目にすることのできない画各が、驚きの世界観を醸し出しています。

このようにレンズの持つ特徴、画各の差異による写り込む範囲のコントロールこそ、
写真のイメージをがらりと変えます。

またカメラを構える立ち位置の違いでも、構図は大きく変化します。

カメラポジション、画角(遠近感の増減)、画面の縦・横、画面内の面による分割、
等々によって写真の表現がまったく異なることを頭に入れて作画することが大切だと思います。

皆様はいかが考えますか…。

滝の写真では、さらにシャツター速度の調整も重要になりますが、
これにつきましては、機会がありましたら一緒に考えてみたいと思います。

四季の中でも色彩がもっとも豊かなこの秋、ぜひ紅葉の美風景にチャレンジしましよう。
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Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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