妙高山麓いもり池と姨捨の棚田をめぐる取材旅

妙高山麓いもり池と姨捨の棚田をめぐる取材旅

2010年5月15日(土)、昨日までの旅・群馬県の妙義山とその山麓周辺取材旅の疲れが残ったまま、愛車に飛び乗り、中央高速道路から上信越自動車道をひた走って、妙高高原ICを出て、池の平温泉を目指した。

その一角、周囲500㍍ほどの小さな「いもり池」に着いたのは午前8時。
この30年の間に何回となく訪ねた池だが、近年、遊歩道がリューアル整備され、
さまざまな施設も整ってきた。

まずは、桟橋を進み、対岸の湿性植物が群生する辺りで撮影。
白樺の木立、水芭蕉咲く草原、これらを前景に妙高山の秀峰を背後に組み立てて作画した。

さらに用意した脚立に上って黒姫山と一本の白樺を被写体に構図を創った。

また、いもり池と、その背後に優美な裾野を広げた妙高山を作画の対象に、
湖面がおだやかな鏡状のときに、シンメトリーの妙高山を捉えた。

イモリ池に映える初夏の妙高山
                                いもり池に映える残雪の妙高山


雄大に裾野を広げる妙高山の生い立ちは、コニーデ型複式火山によるもの。
信越国境に座る妙高山は、信仰の山としてその名を「越の中山」、「名香山」と呼ばれ、現在は越後富士として地元民に親しまれている。

妙高山は、仏教用語からくる妙光が妙高に改名され、山頂に阿弥陀仏を安置して崇拝したという。
木曾義仲の護念仏として、毎年6月23日に登って香花を奉ったという。
江戸から明治時代に隆盛を見た講を結社して登る信仰は、いまでも続けられている。

いもり池を撮影した後、赤倉や池の平の各高原、スキー場などをめぐって妙高山麓を後にした。

ふたたび高速道路の往路をもどり、姨捨の棚田へと向かった。

小さな水田が階段状に展開する棚田は日本屈指の規模、篠ノ井線姨捨駅の北側踏切を千曲川方面へと下ると、棚田がはじまる。

あちこちの水田には水が引かれ、まさに田植え準備のただ中。
小さな田植機を使い、あるいは手植えによって、丁寧に一本一本植えられていた。

田に張られた水は濁り、土を平らに均して、早苗を植える直前という田が多く、

若い女性の働く姿があちこちに見られ、ご年配の男女も作業していた。

とても気持ちのよい光景だった。

田植え直前の棚田風景
                                     姨捨の棚田風景


はるか遠くまで見通すことのできる地形から、長野盆地が見渡せ、
一条の千曲の流れが印象的であり、かつて信玄と兼信が戦った
川中島の古戦場らしき場所も確認できた。

夕日射す、日没時まで撮影を堪能して帰路に着いた。

妙高山麓いもり池と姨捨の棚田をめぐる写真旅は、信南交通株式会社はーとべるツアー企画の写真講座が、2010年5月29日(土)に開催されます。
この写真講座の問い合わせは、電話0120-810-456。ご担当は熊谷哲夫さんです。

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Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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