いわき市・夏井川渓谷をロケハン

いわき市の夏井川渓谷をロケハン

市としては、国内トップクラスの面積を誇るいわき市は、福島県一の人口を有し、東北地方でも仙台市に次ぐ規模という。
海岸沿いには数多くの海水浴場があり、アクアマリンふくしま、いわきマリンタワー、スパリゾートハワイアンズ、日本三古泉のひとついわき湯元温泉、いわき市石炭・化石館など観光施設も充実。

さらに小名浜港は日本有数の水揚げ高を誇る漁港があり、都心からの観光客が絶えないらしい。
小名浜港の市場付近には、新鮮な魚を料理する食堂・レストランが目白押し。
朝8時からオープンとあって、朝食を摂りに立ち寄る人が多く、海釣り人、地元の人、観光客も利用する。

私は朝6時に起床し、そのまま平安時代の古刹・白水阿弥陀堂へ向かった。
朝食前の一仕事である。

阿弥陀堂
水面に映える白水阿弥陀堂


平泉にある中尊寺金色堂を建てた、藤原清衡の娘・徳姫が、亡き夫の供養にと、永暦元年(1160)に建立した。いまでは国宝に指定され、方三間単層宝形造のお堂は、平安時代の貴重な遺構。
内部に安置される本尊の阿弥陀如来像と脇侍像などは寄木造漆箔で、仏師・定朝の作といわれ、国の重要文化財に指定されている。

駐車場に車を止め、阿弥陀堂をめぐる遊歩道を周回した。
散歩する人、ジョギングをする人、犬を連れた人など、地元の人が次々に散歩に来た。

平泉町のあの毛越寺によく似た全体の姿で、規模こそ劣るものの、背後の山、寺域を囲む池、若葉の鮮やかな木立が見事に配列するなど、毛通寺に負けず劣らず、平泉を取材したときのことを思い出した。

付近の裏山には、石炭を最初に発掘した人の家や、博物館などがあり、それらをめぐる散策路もつけられていた。

朝8時の開店に合わせ、ふたたび車に乗って小名浜港へ引き返した。

市場の大きなビルの2階にある食堂に入り、港を見下ろしながらその日に水揚げされた新鮮な魚をいただいた。
猟師さんや仲買人も朝食を摂りに来ていた。

刺身定食と目光(めひかり)の空揚げを注文。
コリコリの食感が堪らないお刺身はもちろん、よく太ったシシャモをイメージさせる目光は、丸ごと空揚げにしてあるので、旨みが閉じ込められてジューシーだった。

すっかり満足した私は、夏井川に沿って上流を目指した。

夏井川渓谷は、本流や幾つもの支流に滝や淵が連続する小規模な渓谷が複数展開する水の風景が目白押しの場所。

峡谷
夏井川渓谷の核心部


核心部となる滝群を捉え、秋の紅葉期にぜひ訪れてみたい場所のひとつとして記憶にとどめた。

磐城街道をそのまま磐越自動車道の小野ICへと進む。

小野町へ入ると、右手に諏訪神社の爺杉(じじすぎ)媼杉(ばばすぎ)と呼ばれる国指定天然記念物の二本杉が目にとまった。
縁起によると、奈良時代、右大臣・藤原継縄がこの地に立ち寄り、勿来の関より持参した白砂を撒き2本の杉を植え、諏訪神社を勧請したと伝えられている。

諏訪神社の二本杉
諏訪神社の爺杉媼杉


ー『2本の杉の間隔は根元で約1㍍、2本ともまっすぐに並び立ち、幹の上部で互いの枝が交錯する姿は圧巻である』。ーと書かれてあるが、まさに樹齢1200年の老杉が今を盛りに並び立つ光景は壮観そのものだった。

小野ICからは磐越自動車道に入って帰路に着いた。
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Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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