№362 浅間山登山

2月26日(金)


水蒸気吹き昇る浅間山夕景
水蒸気吹き昇る浅間山夕景


おはようございます。
このところ好天が続いております。
皆様はいかがお過ごしでいらっしゃいますか…。

中央アルプス観光株式会社主催の写真教室が開催された後、22日の未明に軽井沢町・峰の茶屋から鬼押出し方面に入り、途中から浅間山へと残雪の大地を踏んで山頂直下約500mまで登りました。

所々で好被写体を見つけつつ、最終目的地の溶岩堤防へと登り着きました。

この時期としては今まで見たことのない光景ばかり、心躍る山旅でした。

2月というのに季節が2ヶ月も進んでいる状態でしたが、珍しい現象もみてとれました。

それは、まるで氷河の末端のような雪の大地や、浅間独特の縞模様を決める縞一本にありました。
たくさんある縞の一本を約1キロたどって観たところ、溶岩を雪のブロックが流れ落ちるときに削り取って出現した沢床様相に驚きました。砥石で磨いたような窪地(幅約1m)が、延々と緩やかに続いていたのです。
その縞は、山頂部から麓へと無数に近い本数、横に配列し、山肌を描いていました。

まさに自然の造形といっていい風物と感じました。

午後は浅間山の西側へ回り、標高約2000mの車坂峠から浅間・中コースをトーミの頭を経由して黒斑山まで登りました。

中コースの分岐、稜線へと出たところで、カモシカの親子らしい姿を発見。望遠レンズで静かに撮影しました。

山中は、カモシカの縄張りであることを厳守、そっと見守りつつレンズを向けたのです。
長い時間狙ったのでは、カモシカの生活を脅かすことになるので2~3分、撮影させていただき、その地を後にトーミの頭へと凍りついた路面を登りました。
アイゼンが小気味よく効いて、気持ちよく高度を稼ぐことができました。

トーミの頭は、眼下に広がる湯ノ平とその上に鏡餅のような浅間前掛山が見えました。
前掛山の右には外輪山の一峰・牙山が三角錐の山姿で座り、上空にはときどき雲が流れて、とてもよい光景が開けました。

しかし、この高点は風衝地となっていることから、このときも絶え間のない風が吹き、体感温度はマイナス20度以下…。長い時間とどまることは危険と察知。さらに高点を目指して外輪山の高点・黒斑山へと登りました。
黒斑山の山頂は西側に針葉樹林が障立しているので、それが防風林の役目を果たし、東側眼前に聳える浅間山を捉える好ポイントとなっているのです。

登山道の路面は雪が締まって、アイゼンの歯がしっかりスタンスを約束してくれ、約20分で山頂へ到達。

この山頂からは前掛山の上に最高点の釜山が見えました。お釜から噴出する水蒸気や噴煙が、太陽光線を受けると白く、陰になると黒く変化し、荘厳な火の山・浅間山らしい山岳景観が展開してくれました。

太陽が西の空へと落ちる直前に厚い雲の中へと消えたのを見逃さず、下山にかかりました。
同行したのは諏訪在住のカメラマンMさん。
終日、ご一緒してくださり楽しかったです。

23日は、富士山麓を少しカメラハイクし、24日は名古屋市のニコンショップへカメラのメンテナンスに行きました。
24日は伊那市長谷の鹿峰高原へ山岳写真協会のIさんと同行し、南アルプスの仙丈ヶ岳と東駒ヶ岳を捉えました。
白銀まとう姿は秀麗、南アルプスの女王にふさわしい姿を見せてくれました。

浅間山取材の中から何枚かアップします。お楽しみくだされば嬉しいです。



広大な大地に昇る朝日
広大な大地に昇る朝日
残雪が大地に描く雪の形に注意を払い、空の部分と大地の部分の配分に配慮しています。




上州の山々を彩る太陽と残雪
上州の山々を彩る太陽と残雪
画面内の左奥に座る山から右へと残雪や山並みを放出させるような構図に作画しています。
太陽の左側に虹の断片に似た現象が現れています。




類似氷河に浮かぶ浅間山
類似氷河に浮かぶ浅間山
浅間山の左右に広がる溶岩堤防のバランス、さらに氷河と浅間山、青空などの画面内における比率考慮しています。




生々しい溶岩オブジェの浅間山
生々しい溶岩オブジェの浅間山




カモシカの親子
カモシカの親子




朱色の雲映える浅間山
朱色の雲映える浅間山



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Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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