木曽川の霧の風景を訪ねたカメラ旅
木曽川の霧の風景を訪ねたカメラ旅

寝覚ノ床 霧景色
2010年7月3日(土)午前6時、時々、強く打つ降雨の中、木曽川中流域を目指して中央自動車道伊那ICから岐阜県へと南下。
雨期は不思議で、とある場所を境にぴたりと雨がやんだり、突然降り出したりします。
長野県南部に位置する宮田村と駒ヶ根市の境に大田切川があります。それより北と南では雨の降り方が違う。
今回も、橋を渡った途端に雨足が強くなりました。
こういう場所はあちこちにあり、諏訪湖周辺や恵那山周辺でも顕著です。
そんなことを考えながら、恵那山トンネルを出ると、案の定、ワイパーが弾き飛ばされそうなほど、雨が車を容赦なく打ち据えました。
路面を飛び散る雨は、圧倒的な水量を誇る滝壺に落水する飛沫に似ていて、まるで煙のように広がり、路面が見えないくらい。
中津川を過ぎると、さきほどの激しい雨は嘘のように静かになり、瑞浪辺りから再び悪天候に変わりました。
土岐ICを出て、市街地を約半周、国道19号線を北上。
恵那峡を見て、竜宮伝説の残る坂下地区、さらに田立の滝を見送り長野県へと入りました。
長野県西南部の柿其川、阿寺川を順次左手の車窓に見て、進みました。
南木曽町、大桑村を過ぎ、上松町に入って萩原集落の木曽川に架かる橋の上から上流を狙いました。
両岸の岩壁、川床の岩々がいつもより多い水の流れてよって、見違えるような風景でした。
目的のひとつ寝覚ノ床、南方の駐車場に着いたのは午後1時30分。
新しい長靴を履き、長袖シャツを着、コウモリ傘を片手に歩く。
もちろん背中にはザックを背負い、撮影機材一式が入っています。
レストラン方面から下って来る道と合流し、そこからは遊歩道がしっかり整備され、道幅も広くなって川へと降りました。
寝覚ノ床には、巨大な岩が横たわり、長い歳月をかけて水が岩肌を削り取った彫刻物といえるオブジェが立ち並んでいます。
a href="http://blog-imgs-36.fc2.com/a/l/p/alpsphotogallery/2010070416303501a.jpg" target="_blank">
寝覚ノ床を正面から狙う
浦島堂の建つ岩上の位置辺りから川幅が狭くなり、そそり立つ岩壁が造形的…。
岩肌が濡れていたので、見慣れたいつもの光景とはまったく異なり、しっとりした風景に私はすっかり気をよくしました。
岩上は滑りやすいので、充分に注意を払い、さまざまな位置からカメラを向けました。
30㌢ほど水の中に漬かり、水面に近い目線でも狙ったり、あるいは岩の上から鳥瞰目線でも捉えました。

岩盤の上から対岸の屏風岩と下流を捉えた写真
雨が降る中、ガスが発生し、そのたびに濃淡の霧をフォトジェニックに反映させる試行錯誤をしました。
撮影に区切りをつけたのは午後4時…。
歩行時間を差し引いても、2時間ほど撮影。あっという間でした。
頭から腰までびしょ濡れ、大判のタオルを座席に敷いて、ハンドルを握り、木曽町から権兵衛トンネルを抜け、伊那市街を通って長谷へともどりました。

寝覚ノ床 霧景色
2010年7月3日(土)午前6時、時々、強く打つ降雨の中、木曽川中流域を目指して中央自動車道伊那ICから岐阜県へと南下。
雨期は不思議で、とある場所を境にぴたりと雨がやんだり、突然降り出したりします。
長野県南部に位置する宮田村と駒ヶ根市の境に大田切川があります。それより北と南では雨の降り方が違う。
今回も、橋を渡った途端に雨足が強くなりました。
こういう場所はあちこちにあり、諏訪湖周辺や恵那山周辺でも顕著です。
そんなことを考えながら、恵那山トンネルを出ると、案の定、ワイパーが弾き飛ばされそうなほど、雨が車を容赦なく打ち据えました。
路面を飛び散る雨は、圧倒的な水量を誇る滝壺に落水する飛沫に似ていて、まるで煙のように広がり、路面が見えないくらい。
中津川を過ぎると、さきほどの激しい雨は嘘のように静かになり、瑞浪辺りから再び悪天候に変わりました。
土岐ICを出て、市街地を約半周、国道19号線を北上。
恵那峡を見て、竜宮伝説の残る坂下地区、さらに田立の滝を見送り長野県へと入りました。
長野県西南部の柿其川、阿寺川を順次左手の車窓に見て、進みました。
南木曽町、大桑村を過ぎ、上松町に入って萩原集落の木曽川に架かる橋の上から上流を狙いました。
両岸の岩壁、川床の岩々がいつもより多い水の流れてよって、見違えるような風景でした。
目的のひとつ寝覚ノ床、南方の駐車場に着いたのは午後1時30分。
新しい長靴を履き、長袖シャツを着、コウモリ傘を片手に歩く。
もちろん背中にはザックを背負い、撮影機材一式が入っています。
レストラン方面から下って来る道と合流し、そこからは遊歩道がしっかり整備され、道幅も広くなって川へと降りました。
寝覚ノ床には、巨大な岩が横たわり、長い歳月をかけて水が岩肌を削り取った彫刻物といえるオブジェが立ち並んでいます。
a href="http://blog-imgs-36.fc2.com/a/l/p/alpsphotogallery/2010070416303501a.jpg" target="_blank">

寝覚ノ床を正面から狙う
浦島堂の建つ岩上の位置辺りから川幅が狭くなり、そそり立つ岩壁が造形的…。
岩肌が濡れていたので、見慣れたいつもの光景とはまったく異なり、しっとりした風景に私はすっかり気をよくしました。
岩上は滑りやすいので、充分に注意を払い、さまざまな位置からカメラを向けました。
30㌢ほど水の中に漬かり、水面に近い目線でも狙ったり、あるいは岩の上から鳥瞰目線でも捉えました。

岩盤の上から対岸の屏風岩と下流を捉えた写真
雨が降る中、ガスが発生し、そのたびに濃淡の霧をフォトジェニックに反映させる試行錯誤をしました。
撮影に区切りをつけたのは午後4時…。
歩行時間を差し引いても、2時間ほど撮影。あっという間でした。
頭から腰までびしょ濡れ、大判のタオルを座席に敷いて、ハンドルを握り、木曽町から権兵衛トンネルを抜け、伊那市街を通って長谷へともどりました。
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