No.413 写真教室報告
7月4日(雨)
皆様こんにちは。九州地方では台風が上陸したとのこと、
これから明日にかけて列島を北上するようです。
雨風の備えを充分になさってください。
いつも皆様にはブログを見ていただきありがとうございます。
長谷アルプスフォトギャラリーをお訪ねくださいました皆様、
遠い地からお越しくださいましてありがとうございました。
7月1日は、伸和コントロールズ株式会社長野事業所様が主催する写真教室が開催され、伊那・駒ヶ根・高遠・長谷・箕輪・南箕輪・諏訪・千葉・神奈川などに住まいする写真好きの皆様がご参加いただき、無事にお開きとなりました。
ご参加の皆様に厚く御礼申し上げます。
朝、集合いただきました時間帯は強い降雨の中でしたが、皆様のご厚情によりまして、途中から雨が止み、入笠湿原、峠の茶屋、御射鹿池と雨がやんだ草原や野草、伝説の湖などにレンズを向けていただくことができました。
新入社員の皆様、いつもご参加いただく皆様、今回初めてとおっしゃいました皆様、誰もが制約のある中、ご協力くださいまして、お一人様の怪我もなく、撮影機材を傷めることもなく、終了できましたこと、ご参加の皆様と、主催くださいました会社スタッフ様のおかげと、心から感謝申し上げます。
諏訪市在住のカメラマンMさんにはスタッフの皆様同様に御高配をいただき、若い入社1年目の女性陣にはエネルギーをいただき、神奈川からお越しの大会社の会長様には人の道を学ばせていただき、千葉からお越しの印刷会社社長様には、誠実なお人柄に触れ、駒ヶ根からお越しの年配の方には熱心さが伝わり、同じく名古屋の写真教室へ毎週通われておられます女流カメラマン様には、微視的な世界を描写する審美眼がみてとれました。
伸和コントロールズのスタッフ・江藤様と同僚の男性様には、ご参加の皆様への並々ならぬご配慮を賜りました。
毎回ご参加くださっております、主催側の若手社員の皆様も新しくデジタルカメラを購入してご参加頂いたり、若手カメラマンらしい斬新な視点で作画しておられました。
ご参加いただきました全ての皆様に、改めまして御礼と感謝を申し上げます。
次回は秋になるかと存じますが、ぜひまた皆様にお会いしたいと存じます。
ご参加の皆様が撮影された画像は、最低1枚ご担当の江藤様へお送りいただけますとありがたいです。
WEBでの公開と、峠の茶屋などで公開していただけるそうです。
それでは皆様、これから良いことがたくさんありますよう、ご祈念申し上げます。
未熟ではございますが、皆様と一緒に撮影した画像の中から、少しばかりアップさせていただきます。
お楽しみいただけますと幸いでございます。
雨に謳うハルジオン

無風の中、どこにでも咲く強かな生命力を持つハルジオンが雨に打たれていた。
花が横一列に並んでいる箇所を探し、茎に直角になるようカメラアングルを取る。
レンズの絞りを開放にして、花の背後をボカしてみた。
絞りを開けると被写界深度(ピントの合う範囲)が少なくなるので、横一直線に
並ぶ花たちを探したのだった。露出は暗くならないようブラス側に補正。
茎にしっかりピントを合わせ、手振れしないよう注意している。
草原に際立つ花咲くレンゲツツジ

被写界深度が極めて浅い特徴となる望遠レンズを使い、レンゲツツジにピントを合わせ、
ツツジの前後はピントから外している。降雨を受け、緑色鮮やかな草原にオレンジ色の
花をポイントに作画。よく見ると、左の枝は枯れ、右の枝のみ生息し、今を盛りに花を着けていた。
花は全ての芸術・芸能・文学の核心となる。花はいつまでも咲いていない。瞬間の生命だからこそ、
見る人の心を打つのだろう。やがて朽ち果てる儚さを私達は知っているからこそ、花の生命に心奪われる。
佐渡に流された世阿弥が著した門外不出の芸能の真髄が書かれている書籍…。「花伝書」。
花の生命を表現することこそ、芸能の真だと花伝書は明確に言い切っている。写真もしかりと私は考える。
美しさと、驚きと、面白さ、この三点こそが真であり、それが花に備わっているのではないだろうか。
雨に打たれてなお美しいアヤメ花

アヤメは梅雨の最中に花を咲かせます。紫陽花と同様に雨に打たれた姿がことのほか美しい。
何輪かの花にピントを合わせ、後の花はピントから外している。
画面全体の色彩効果を考慮しつつ作画。オートジャイロ機構が手振れを抑えてくれ、
作画の援軍となってくれた。
緑葉にはかなき水滴の華

折り目正しくピンと張った緑葉、反対に線毛が覆う茎の部分、この相対する二つが並んでいる。
よく見ると茎の部分には優しい雨が当たって水滴をまとっていた。
無風時だったので、非常な風に振るい落とされることなく、水滴は大きく膨らんだり、
反対に滴り落ちたりを繰り返していた。水滴が一番大きくなった時にシャッターを切る。
水滴に辺りの光景が映し出されていて、デフォルメされた光景が面白かった。
ここでもピントの合わせる位置と、手振れしないように注意が必要となる。
水草と緑苔の映える清流

オートジャイロ機構を活かし、手振れしないスレスレの1/20秒前後で作画。
清流と、鉄分のせいで褐色と化した岩、周辺の緑苔とをバランスよく構図をつくる。
水は反射が極端に強いので、露出のコントロールが写真の良否を大きく左右する。
かなりプラス補正している。
御射鹿池の湖面に映える翠林

午後の時間帯、湖面が穏やかに鎮まりかえることはごく稀。運良く無風、大自然に感謝しつつ
何枚もシャツターを切ることができた。ズームレンズの画角をさまざまに可変し、
いろいろな構図を作りつつ作画できた。横写真ばかりではなく、縦位置写真を作ることも忘れない。
翠嵐の中を悠々と泳ぐ二羽のカモ

撮影を終えようとした時、二羽のカモが音もなく泳いで湖面を横切った。
望遠レンズでカモにピントを合わせつつ、泳ぐ方向にレンズを振りながら、
何枚か撮影。湖面に対岸の森が映り、その中を悠々と泳いでいた光景に感動。
手振れしないよう、ISO感度を上げてシャツターを切っている。
石仏のなんと優しい微笑

車に戻ろうとした時、道路の反対側にひっそりと佇む石仏を発見。
天空から拡散された柔らかな陽を浴び、石仏は微笑んでいるように見えた。
レンズの絞りを開放にし、左目の部分のみにピントを合わせている。
高解像度のカメラは、ザラザラした石の質感をあますことなく描写してくれた。
いまやデジタルカメラはフィルムカメラ67に負けない描写力を身につけている。
皆様こんにちは。九州地方では台風が上陸したとのこと、
これから明日にかけて列島を北上するようです。
雨風の備えを充分になさってください。
いつも皆様にはブログを見ていただきありがとうございます。
長谷アルプスフォトギャラリーをお訪ねくださいました皆様、
遠い地からお越しくださいましてありがとうございました。
7月1日は、伸和コントロールズ株式会社長野事業所様が主催する写真教室が開催され、伊那・駒ヶ根・高遠・長谷・箕輪・南箕輪・諏訪・千葉・神奈川などに住まいする写真好きの皆様がご参加いただき、無事にお開きとなりました。
ご参加の皆様に厚く御礼申し上げます。
朝、集合いただきました時間帯は強い降雨の中でしたが、皆様のご厚情によりまして、途中から雨が止み、入笠湿原、峠の茶屋、御射鹿池と雨がやんだ草原や野草、伝説の湖などにレンズを向けていただくことができました。
新入社員の皆様、いつもご参加いただく皆様、今回初めてとおっしゃいました皆様、誰もが制約のある中、ご協力くださいまして、お一人様の怪我もなく、撮影機材を傷めることもなく、終了できましたこと、ご参加の皆様と、主催くださいました会社スタッフ様のおかげと、心から感謝申し上げます。
諏訪市在住のカメラマンMさんにはスタッフの皆様同様に御高配をいただき、若い入社1年目の女性陣にはエネルギーをいただき、神奈川からお越しの大会社の会長様には人の道を学ばせていただき、千葉からお越しの印刷会社社長様には、誠実なお人柄に触れ、駒ヶ根からお越しの年配の方には熱心さが伝わり、同じく名古屋の写真教室へ毎週通われておられます女流カメラマン様には、微視的な世界を描写する審美眼がみてとれました。
伸和コントロールズのスタッフ・江藤様と同僚の男性様には、ご参加の皆様への並々ならぬご配慮を賜りました。
毎回ご参加くださっております、主催側の若手社員の皆様も新しくデジタルカメラを購入してご参加頂いたり、若手カメラマンらしい斬新な視点で作画しておられました。
ご参加いただきました全ての皆様に、改めまして御礼と感謝を申し上げます。
次回は秋になるかと存じますが、ぜひまた皆様にお会いしたいと存じます。
ご参加の皆様が撮影された画像は、最低1枚ご担当の江藤様へお送りいただけますとありがたいです。
WEBでの公開と、峠の茶屋などで公開していただけるそうです。
それでは皆様、これから良いことがたくさんありますよう、ご祈念申し上げます。
未熟ではございますが、皆様と一緒に撮影した画像の中から、少しばかりアップさせていただきます。
お楽しみいただけますと幸いでございます。
雨に謳うハルジオン

無風の中、どこにでも咲く強かな生命力を持つハルジオンが雨に打たれていた。
花が横一列に並んでいる箇所を探し、茎に直角になるようカメラアングルを取る。
レンズの絞りを開放にして、花の背後をボカしてみた。
絞りを開けると被写界深度(ピントの合う範囲)が少なくなるので、横一直線に
並ぶ花たちを探したのだった。露出は暗くならないようブラス側に補正。
茎にしっかりピントを合わせ、手振れしないよう注意している。
草原に際立つ花咲くレンゲツツジ

被写界深度が極めて浅い特徴となる望遠レンズを使い、レンゲツツジにピントを合わせ、
ツツジの前後はピントから外している。降雨を受け、緑色鮮やかな草原にオレンジ色の
花をポイントに作画。よく見ると、左の枝は枯れ、右の枝のみ生息し、今を盛りに花を着けていた。
花は全ての芸術・芸能・文学の核心となる。花はいつまでも咲いていない。瞬間の生命だからこそ、
見る人の心を打つのだろう。やがて朽ち果てる儚さを私達は知っているからこそ、花の生命に心奪われる。
佐渡に流された世阿弥が著した門外不出の芸能の真髄が書かれている書籍…。「花伝書」。
花の生命を表現することこそ、芸能の真だと花伝書は明確に言い切っている。写真もしかりと私は考える。
美しさと、驚きと、面白さ、この三点こそが真であり、それが花に備わっているのではないだろうか。
雨に打たれてなお美しいアヤメ花

アヤメは梅雨の最中に花を咲かせます。紫陽花と同様に雨に打たれた姿がことのほか美しい。
何輪かの花にピントを合わせ、後の花はピントから外している。
画面全体の色彩効果を考慮しつつ作画。オートジャイロ機構が手振れを抑えてくれ、
作画の援軍となってくれた。
緑葉にはかなき水滴の華

折り目正しくピンと張った緑葉、反対に線毛が覆う茎の部分、この相対する二つが並んでいる。
よく見ると茎の部分には優しい雨が当たって水滴をまとっていた。
無風時だったので、非常な風に振るい落とされることなく、水滴は大きく膨らんだり、
反対に滴り落ちたりを繰り返していた。水滴が一番大きくなった時にシャッターを切る。
水滴に辺りの光景が映し出されていて、デフォルメされた光景が面白かった。
ここでもピントの合わせる位置と、手振れしないように注意が必要となる。
水草と緑苔の映える清流

オートジャイロ機構を活かし、手振れしないスレスレの1/20秒前後で作画。
清流と、鉄分のせいで褐色と化した岩、周辺の緑苔とをバランスよく構図をつくる。
水は反射が極端に強いので、露出のコントロールが写真の良否を大きく左右する。
かなりプラス補正している。
御射鹿池の湖面に映える翠林

午後の時間帯、湖面が穏やかに鎮まりかえることはごく稀。運良く無風、大自然に感謝しつつ
何枚もシャツターを切ることができた。ズームレンズの画角をさまざまに可変し、
いろいろな構図を作りつつ作画できた。横写真ばかりではなく、縦位置写真を作ることも忘れない。
翠嵐の中を悠々と泳ぐ二羽のカモ

撮影を終えようとした時、二羽のカモが音もなく泳いで湖面を横切った。
望遠レンズでカモにピントを合わせつつ、泳ぐ方向にレンズを振りながら、
何枚か撮影。湖面に対岸の森が映り、その中を悠々と泳いでいた光景に感動。
手振れしないよう、ISO感度を上げてシャツターを切っている。
石仏のなんと優しい微笑

車に戻ろうとした時、道路の反対側にひっそりと佇む石仏を発見。
天空から拡散された柔らかな陽を浴び、石仏は微笑んでいるように見えた。
レンズの絞りを開放にし、左目の部分のみにピントを合わせている。
高解像度のカメラは、ザラザラした石の質感をあますことなく描写してくれた。
いまやデジタルカメラはフィルムカメラ67に負けない描写力を身につけている。
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