南八ヶ岳・権現岳へ撮影登山しました

権現岳に撮影登山しました

八ヶ岳は普通、夏沢峠でエリアを2つに分け、それより北を北八ヶ岳、南を南八ヶ岳と呼びます。

北八ヶ岳は南八ヶ岳よりも火山の歴史が古く、悠久のときを刻んで風化が著しく、鋭く高い山はありませんが、深い針葉樹の森に幾つもの池が点在し、森の林床にはふかふかの緑鮮やかな苔が覆いつくす、神秘的な風景が開けています。

最高点は天狗岳、この山は東西2つのピークを持ち、西を西天狗、東を東天狗と愛称します。

夏沢峠は、佐久と諏訪を結ぶ脇往還的な役割を持った重要な道でしたが、明治時代に入り、鉄道が敷かれるとその役目を終えたかのように、利用する人が激減しました。

諏訪側に夏沢鉱泉、佐久側に本沢温泉が山中にそれぞれあり、どちらも秘湯です。特に本沢温泉は硫黄岳の爆裂火口壁を間近に望む、露天風呂が人気で、登山者らの憩いの場にもなっています。

南八ヶ岳は、八ヶ岳の主峰・赤岳を筆頭に屹立する山容の阿弥陀岳、横岳、権現岳などが、高さを競っています。

もちろん山容は天を突く鋭さ…。

稜線は百花繚乱、夏はまさに天国といっても過言ではないほど、数多くの高山植物が開花を競います。

高山植物の女王・コマクサ、ウルップソウ、ヤツガタケキスミレ、タカネナデシコ、ヒメシャジンなど数え上げたらきりがないほどです。

白馬岳や鳥海山などのように大きな群落は見られませんが、種の多さでは国内最大といっていいほどです。

明治時代に植物学者がこぞって八ヶ岳に入り、新しい種を次々に発見しています。

最南端は権現岳の南に編笠山が座っています。

最北端は蓼科山です。


2010年7月23日(金)。私は山梨県の大泉村にある天女山から入山し、三ツ岳を経由して権現岳に登りました。

登山口から往復9時間(撮影時間も含む)かけ、山頂での好天に感謝して、それなりの成果がありました。

権現岳から望む赤岳と阿弥陀岳
権現岳から望む赤岳と阿弥陀岳


権現岳山頂の岩
権現岳のシンボル、山頂の大岩



7月24日も同じコースを辿り、23日に霧の出現で取り残した三ツ岳へと登り、期待通りの好天に恵まれ、シャッターを数多く切ることができました。

三ツ岳から権現岳を
三ツ岳から望む権現岳


本日の所要時間は、6時間。

24日は土曜日ということもあり、若いカップルの登山者が目立ちました。

人それぞれの思いを抱いて上を目指す登山…。

登山は自分だけが頼りです。

ぎりぎりの最小の食料と装備で、最大の効果が得られるように、目的を達成して無事帰宅することが求められます。

そこにはありったけの汗と知恵を搾り出してこそ、目的がかなうのです。

登山者自身が己の心の中の会話を活発にし、考えるという思考が大切なのでしょう。

山の夏は短いので、好天の日は精いっぱい山に向かいます。
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たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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