立岩に登り、周辺を巡りました

9月7日、朝4時30分に出発し、佐久市から田口峠を越え、群馬県南牧村の大上集落へ向かいました。


雲踊る立岩
雲踊る立岩


集落奥には線ヶ滝登山口があり、そこまでマイカーで上がれました。

午前8時登山口を発ち、目の前の川を渡ってすぐに分岐、左の荒船山直登コースを分け、右の立岩コースへと入り、さらに200㍍ほど進んで分岐に着きました。
右へ立岩直登コースを分け、直進しました。

むせかえるような森の中を進み、沢を何回か渡り返し、水呑場を見送って威怒牟畿(イヌムギ)不動尊前の広場に着きました。

イヌムギ不動尊
イヌムギ不動尊のお堂が建つ巨大岩壁


正面に大きな岩壁が立ちはだかり、上部から水が落ち、滝坪へ落ちるあたりは霧となって落水は消え、巨大一枚岩の中ほどにお堂が見えました。

岩壁の下部へと滝を高巻いて滑り落ちそうな急斜面を登り、威怒牟畿不動様に参拝。
1750年、吉祥寺27世光海阿闍梨が建てたお堂があり、滝に打たれ沐浴して光海は不動明王に仕えたといいます。

大正初期までは近郊からの参拝者は多く、参拝すれば諸願成就すると信じられています。


登山道へと戻り立岩を目指す。登山道はさらに斜度が増し、その先の岩場を攀じ登り、森の中の急登に汗をかいて第3峰を越えました。

続く直角に近い左右切れ落ちた岩壁は、鎖を頼りに下降し、そこからは痩せた尾根が続きました。

前方に鋭い2峰の岩峰が見え、これをクリアーしないことには高点に立てないことを知って、全身が身震いしました。

第2峰は西側を巻いて鞍部に出て、第1峰の立岩は螺旋状に巻きながら高度を稼ぎました。
滑りやすい超急斜面が連続し、生きて帰れるか心配になるほどでした。

そうして登りあげた立岩山頂は、まさに至福の大展望が待っていました。

荒船山群と雲
立岩山頂から望む荒船山群


妙義荒船佐久国定公園内の特徴ある峰々が視野いっぱいに広がり、荒船山の北側・内山峠から見る艫岩の荒々しい航空母艦をおもわせる山姿とは異なり、尖った経塚山を囲むように緑豊かな山並みが開けていました。

展望と昼食タイムを充分にとって、往路を下山。

ふたたびマイカーに乗り、田口峠を逆走して佐久市街へと下りました。

今度は、荒船山を和船に見立て、船の横から見るような位置を探しました。

食堂の主人が教えてくれたとおり、国道254号線を内山トンネル方面へと進んだ内山集落からは、ススキの穂波に浮く荒船山を捉えることができました。

午後4時、日没までにはかなり時間があったので、荒船山の北側に位置する内山牧場と神津牧場への基点となる内山峠へとマイカーで上がり、群馬県側の神津牧場を訪ねました。

斜光を浴びた牧草地は鮮やかな緑色をさらに濃くして、はるか彼方には妙義山の鋭い岩峰が見えました。
午前中に苦労して登った立岩も、荒船山の左に小さく見えました。

草原を渡る心地よい風に包まれ、私はすでに明日のカメラ旅に思いをめぐらせていました。


緑色の草原に浮く妙義山
緑色の草原に浮く妙義山

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たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

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