No.413 写真教室報告

7月4日(雨)

皆様こんにちは。九州地方では台風が上陸したとのこと、
これから明日にかけて列島を北上するようです。

雨風の備えを充分になさってください。

いつも皆様にはブログを見ていただきありがとうございます。
長谷アルプスフォトギャラリーをお訪ねくださいました皆様、
遠い地からお越しくださいましてありがとうございました。

7月1日は、伸和コントロールズ株式会社長野事業所様が主催する写真教室が開催され、伊那・駒ヶ根・高遠・長谷・箕輪・南箕輪・諏訪・千葉・神奈川などに住まいする写真好きの皆様がご参加いただき、無事にお開きとなりました。

ご参加の皆様に厚く御礼申し上げます。

朝、集合いただきました時間帯は強い降雨の中でしたが、皆様のご厚情によりまして、途中から雨が止み、入笠湿原、峠の茶屋、御射鹿池と雨がやんだ草原や野草、伝説の湖などにレンズを向けていただくことができました。


新入社員の皆様、いつもご参加いただく皆様、今回初めてとおっしゃいました皆様、誰もが制約のある中、ご協力くださいまして、お一人様の怪我もなく、撮影機材を傷めることもなく、終了できましたこと、ご参加の皆様と、主催くださいました会社スタッフ様のおかげと、心から感謝申し上げます。

諏訪市在住のカメラマンMさんにはスタッフの皆様同様に御高配をいただき、若い入社1年目の女性陣にはエネルギーをいただき、神奈川からお越しの大会社の会長様には人の道を学ばせていただき、千葉からお越しの印刷会社社長様には、誠実なお人柄に触れ、駒ヶ根からお越しの年配の方には熱心さが伝わり、同じく名古屋の写真教室へ毎週通われておられます女流カメラマン様には、微視的な世界を描写する審美眼がみてとれました。

伸和コントロールズのスタッフ・江藤様と同僚の男性様には、ご参加の皆様への並々ならぬご配慮を賜りました。

毎回ご参加くださっております、主催側の若手社員の皆様も新しくデジタルカメラを購入してご参加頂いたり、若手カメラマンらしい斬新な視点で作画しておられました。

ご参加いただきました全ての皆様に、改めまして御礼と感謝を申し上げます。

次回は秋になるかと存じますが、ぜひまた皆様にお会いしたいと存じます。

ご参加の皆様が撮影された画像は、最低1枚ご担当の江藤様へお送りいただけますとありがたいです。
WEBでの公開と、峠の茶屋などで公開していただけるそうです。

それでは皆様、これから良いことがたくさんありますよう、ご祈念申し上げます。

未熟ではございますが、皆様と一緒に撮影した画像の中から、少しばかりアップさせていただきます。
お楽しみいただけますと幸いでございます。



雨に謳うハルジオン
雨に謳うハルジオン
無風の中、どこにでも咲く強かな生命力を持つハルジオンが雨に打たれていた。
花が横一列に並んでいる箇所を探し、茎に直角になるようカメラアングルを取る。
レンズの絞りを開放にして、花の背後をボカしてみた。
絞りを開けると被写界深度(ピントの合う範囲)が少なくなるので、横一直線に
並ぶ花たちを探したのだった。露出は暗くならないようブラス側に補正。
茎にしっかりピントを合わせ、手振れしないよう注意している。




草原に際立つ花咲くレンゲツツジ
草原に際立つ花咲くレンゲツツジ
被写界深度が極めて浅い特徴となる望遠レンズを使い、レンゲツツジにピントを合わせ、
ツツジの前後はピントから外している。降雨を受け、緑色鮮やかな草原にオレンジ色の
花をポイントに作画。よく見ると、左の枝は枯れ、右の枝のみ生息し、今を盛りに花を着けていた。
花は全ての芸術・芸能・文学の核心となる。花はいつまでも咲いていない。瞬間の生命だからこそ、
見る人の心を打つのだろう。やがて朽ち果てる儚さを私達は知っているからこそ、花の生命に心奪われる。
佐渡に流された世阿弥が著した門外不出の芸能の真髄が書かれている書籍…。「花伝書」。
花の生命を表現することこそ、芸能の真だと花伝書は明確に言い切っている。写真もしかりと私は考える。
美しさと、驚きと、面白さ、この三点こそが真であり、それが花に備わっているのではないだろうか。




雨に打たれてなお美しいアヤメ花
雨に打たれてなお美しくアヤメ花
アヤメは梅雨の最中に花を咲かせます。紫陽花と同様に雨に打たれた姿がことのほか美しい。
何輪かの花にピントを合わせ、後の花はピントから外している。
画面全体の色彩効果を考慮しつつ作画。オートジャイロ機構が手振れを抑えてくれ、
作画の援軍となってくれた。




緑葉にはかなき水滴の華
緑葉に水滴
折り目正しくピンと張った緑葉、反対に線毛が覆う茎の部分、この相対する二つが並んでいる。
よく見ると茎の部分には優しい雨が当たって水滴をまとっていた。
無風時だったので、非常な風に振るい落とされることなく、水滴は大きく膨らんだり、
反対に滴り落ちたりを繰り返していた。水滴が一番大きくなった時にシャッターを切る。
水滴に辺りの光景が映し出されていて、デフォルメされた光景が面白かった。
ここでもピントの合わせる位置と、手振れしないように注意が必要となる。




水草と緑苔の映える清流
水草と緑苔映える清流
オートジャイロ機構を活かし、手振れしないスレスレの1/20秒前後で作画。
清流と、鉄分のせいで褐色と化した岩、周辺の緑苔とをバランスよく構図をつくる。
水は反射が極端に強いので、露出のコントロールが写真の良否を大きく左右する。
かなりプラス補正している。




御射鹿池の湖面に映える翠林
御射鹿池の湖面に映える翠の林
午後の時間帯、湖面が穏やかに鎮まりかえることはごく稀。運良く無風、大自然に感謝しつつ
何枚もシャツターを切ることができた。ズームレンズの画角をさまざまに可変し、
いろいろな構図を作りつつ作画できた。横写真ばかりではなく、縦位置写真を作ることも忘れない。




翠嵐の中を悠々と泳ぐ二羽のカモ
翠嵐の中を悠々と泳ぐカモ2羽
撮影を終えようとした時、二羽のカモが音もなく泳いで湖面を横切った。
望遠レンズでカモにピントを合わせつつ、泳ぐ方向にレンズを振りながら、
何枚か撮影。湖面に対岸の森が映り、その中を悠々と泳いでいた光景に感動。
手振れしないよう、ISO感度を上げてシャツターを切っている。




石仏のなんと優しい微笑
石の微笑
車に戻ろうとした時、道路の反対側にひっそりと佇む石仏を発見。
天空から拡散された柔らかな陽を浴び、石仏は微笑んでいるように見えた。
レンズの絞りを開放にし、左目の部分のみにピントを合わせている。
高解像度のカメラは、ザラザラした石の質感をあますことなく描写してくれた。
いまやデジタルカメラはフィルムカメラ67に負けない描写力を身につけている。








No.412 写真教室開催

6月28日(曇)

皆様こんにちは。いつもブログを見ていただきありがとうございます。
長谷アルプスフォトギャラリーをお訪ねくださいました皆様、ありがとうございました。

今回の企画展は明日までとなります。30日は展示替えのため、お休みとさせていただきます。

7月1日から「四季山岳」という新たなテーマで、南・中央アルプスを主に山岳地帯の自然景観と動植物の営みを展示します。


続きまして、写真教室のお知らせをさせていただきます。

7月1日(土)伊那市高遠町のローズガーデンと入笠湿原を午前中に、
峠の茶屋にて昼食を摂り、午後は蓼科高原の御鹿射池とおしどり隠しの滝を被写体に撮影します。

津野祐次と一緒に撮影を楽しみませんか。

お申込とお問い合わせは、伸和コントロールズ株式会社 業務統括部の江藤大祐様
電話0265-94-3641までお願いします。

下記に写真教室で訪れる、撮影地を6月に撮影した画像をアップさせていただきます。
参考になれば幸いでございます。




ローズガーデンしんわの丘
バラの花咲く高遠ローズガーデンしんわの丘





入笠湿原に展開する白樺と雲
入笠湿原に展開する白樺の木立と青空の雲





峠の茶屋から諏訪盆地と八ヶ岳を望む
峠の茶屋展望テラスから望む諏訪盆地と八ヶ岳を彩る雲





緑色滴る御鹿射池
蓼科高原の御鹿射池に映える緑色鮮やかな森



No.411 梅雨の晴れ間

6月24日(晴)

おはようございます。

ブログを見てくださっている皆様、長谷アルプスフォトギャラリーへお訪ねくださいました皆様、ありがとうございます。

今年も前半が過ぎまして、いよいよ夏の本番がそこまでやってきました。
高原から標高2200㍍辺りまでめぐりますと、瑞々しい光景があちらこちらに見られます。

6月11日の日曜日は、下諏訪町総合文化センターで開催された第9回長野県高等学校南信写真展を見に行きました。

優秀作品はブロックを立ち上がり全国高等学校写真展へノミネートされ、グランプリを受賞するチャンスが与えられます。

10校から136作品が一堂に展示され見事でした。

中には斬新な視点で活写された写真が幾つかあり、新しいジャンルに挑戦する高校生らしい姿勢をうかがい知ることもできました。

136点の中から7作品の受賞を選定させていただきました。落選にはもったいない写真が数点ありまして、断腸の思いで7点に絞らせていただいた次第です。

発表があるかと思いますが、最優秀作品はごく自然体の生活圏の一部を切り取った写真です。
猫が悠々と道路を歩く姿ですが、背景、道路脇の雑草の花、タイトルなど、ほのぼのとした内容でした。
どこにでもある風景ですが、撮影するには難しいスナップです。

優秀作品は、花火と魚の2点です。

今日・6月24日は高遠高等学校の同窓会定期総会が高遠町にて開催され、それに出席します。
「山の魅力と安全登山」というテーマで伊那谷に展開する両アルプスを主に、長野県と周辺の山々の大自然の写真画像をご覧頂きつつ、ご参加の皆様と山岳地帯につきまして考えてまいります。

6月30日は7月1日からはじまる「四季山岳」の展示切り替えのため休館となります。諏訪のカメラマン様、展示のお手伝いを宜しくお願いします。
現在展示している写真は6月29日までとなります。

この週末、皆様に佳いことがありますように。


最近撮影した写真の中から下記へ少しアップします。お楽しみいただけますと幸いです。




雲の踊る残雪の空木岳
雲踊る残雪の空木岳
雲の動きに注意しつつ構図を作っています。望遠レンズを使い手ぶれしないよう
細心の注意を払い、オートジャイロ機構を活かしています。
PLフィルターをレンズの前に装着し、わずか効かせてクッキリさせています。



残雪の仙丈ヶ岳光と影
残雪の仙丈ヶ岳光と影
夕刻時の光線を利用したので、山肌に凹凸ができました。
影の部分にダケカンバの若葉を配置できるカメラアングルをとり、
構図を決めました。露出に注意が必要な被写体なので、数段に補正し、
捉えています。



天然記念物のしだれ栗
天然記念物のしだれ栗
辰野町にあるしだれ栗森林公園にて作画しています。何回か訪ねてツツジ咲く時期に、
シャツターを切りたいと考え、挑戦した1枚です。
枯れた風格のあるしだれ栗は、幹の変化が顕著に現れ、それを大きく画面内に入れ、
赤い花のツツジを控えめに捉えています。そのことでしだれ栗の存在がアピールできました。



朝もやの草原
木曽町のあやめ公園・朝靄の草原
早朝、観光の皆さんが訪ねる前に到着。おりしも霧が発生し、
神秘な雰囲気に包まれていました。
霜が降りる朝で、かなり冷え込んだことが要因でした。



残雪の八方池
残雪の八方池・北アルプス
雪渓の残る八方池でしたが、大気の気温の差が激しかったことから、
雲が発生し、背後の山々はくっきりしていませんでした。
そこで、池の中にある雪渓に的を絞り造形的な部分を抽出して、
構図を決めてみました。後は太陽光線の射し込む山肌に注視し、
シャツターを切っています。



湖面に映える白樺と残雪の乗鞍岳
湖面に映える白樺と残雪の乗鞍岳
早朝のため風がなく湖面に背後の乗鞍岳と白樺の若葉が投影され、
美しい風景が展開していました。シンメトリーの構図を作ってみました。



雲の映える霧ヶ峰の初夏
雲の映える霧ヶ峰の初夏
芽吹き始めた白樺の木立を画面内に小さく入れ、雄大な霧ヶ峰を表現。
造形的な雲の出現を待ってシャッターを切っています。



梓川と穂高岳を彩る雲と若葉
梓川と穂高岳を彩る雲
清流の流れる梓川の畔から残雪の穂高岳を捉えています。
雲の到来するチャンスを活かして作画してみました。









No.410 初夏風景

5月26日(金)小雨


いつもブログを見ていただきありがとうございます。
長谷アルプスフォトギャラリーをお訪ねくださいました皆様、ありがとうございます。

4月に執筆した原稿と昨年取材した写真が山岳雑誌「山と溪谷」6月号第2特集、《初夏高山の花を訪ねて》に少し掲載していただき、同じく「ワンダーフォーゲル」6月号《ロープウェイ・ハイキング2017》の木曽駒ヶ岳と御嶽山に文と写真を掲載していただくことができました。
さらにまた数年前から中央アルプスや八ヶ岳ほかの山域を取材し、昨年末から今春3月までガイド記事を執筆した成果が『長野県の山』として、このたび山と溪谷社様から発行の運びとなりました。私が受け持った山域は、全写真、撮り下ろしで新しくガイド文も執筆しております。

山好きの皆様、アウトドア志向の皆様、低山からはじめて山を歩いてみようかなと、山に興味を持っていただけました皆様、今回の分県登山ガイドシリーズ15「長野県の山」は、従来の良さを残しつつ、マップを大きくするなど内容が充実し、とても好評のようです。ぜひ書店にてご高覧いただきたく、ここにご案内させていただきます。


伊那市長谷の里山ではもうすっかり初夏の様相となりました。
標高1500mを越えますと新緑が萌える若葉をまとい、さらに標高を上げてゆきますと、芽吹く木々が春の息吹を感じさせてくれます。

乗鞍、開田、鈴蘭、斑尾、蓼科、霧ヶ峰、車山、戸隠、志賀、黒姫、妙高などの諸高原、白川郷、五箇山、さらに地元の里山に足を運び、新緑や若葉の輝く光景を求めて取材を続けています。

それらの中から下記へ少しですがアップさせていただきます。
お楽しみいただけますと幸いです。


田植えを待つ水田に映えるハルジオンと西駒ヶ岳
「田植えを待つ水田に映えるハルジオンと西駒ヶ岳/伊那市青島」
中景の三峰川堰堤は右へと伸び、背後の中央アルプスは左へと山並みが連なっている。緩やかですが遠近感が交差する構図。水田は田植え前の水面が鏡のように静か、堰堤と山並みが映り、シンメトリーの世界を描写してみた。手前の田んぼの畦には、ハルジオンの花がまばらに花を咲かせ、直立する花と中景の桜、横広がりの風景に、縦直線を適度に配置させることで、画面にリズムを与えてみた。
レンズの絞りはf22・手ぶれしないよう注意。PLフィルターを少し効かせ、青空をくっきり描写。



春を待つ木戸池畔の岳樺林
「春を待つ木戸池畔のダケカンバ林/志賀高原」
視野に入る光景の中から一部を抽出して構図を決め、ダケカンバの林と湖面に映える箇所のみを作画。
平面的な被写体なので、右から射し込む斜光線を利用、そのことで光と影の陰影をつけ、立体的に描写した。



芽吹く森に光射す戸隠山
「芽吹く森に光射す戸隠山/長野市戸隠鏡池」
雲間からのスポットライトが対岸の森に射し込む瞬間を逃さず捉えた。山の稜線は画面内の上部にギリギリに入れ、曇り空を画面内から省いている。湖面は少し波立っているが、無風の時まで待てない。光の射す瞬間を優先させている。




鏡池と芽吹き始めた森に風渡る
「芽吹き始めた森に涼やかな風渡る/戸隠鏡池」
湖面を渡る風が比較的に強い時にシャツターを切っている。涼やかな風が渡る初夏の爽やかな雰囲気を表現する目的…。芽吹く木々は、木それぞれの若葉をまといオレンジ色や、褐色や萌黄色の葉色に、白い花を咲かせる木も見える。木のフォルムが、葉の茂った夏の森と異なり、この時期は葉が少なく、木のフォルムが強調されるので、造形的の部分に的を絞り、画面内をデザインする感覚で作画してみた。




ミズバショウの花
「ミズバショウ/斑尾高原原生花園」
湿原に株をつくるミズバショウに的を絞り、その部分のみ切り取ってみた。生息地の雰囲気を入れるため、株の周囲を画面内に少し配置させている。緑色の葉と、白の部分の画面内におけるバランスが難しく、しゃがみこんでみたり、横に移動したりして構図を決めている。カメラポジションをいかに決めるかが重要な鍵を握る。




ミズバショウ咲く池塘と残雪の乗鞍岳
「ミズバショウ咲く池塘と残雪の乗鞍岳/乗鞍高原」
ミズバショウの株が幾つも池塘に生息していた。横長ワイドに構図をつくり、対岸より上の部分と下の池塘部分、上下比率に気をくばった。ここではわずかに池塘の面積を広く取っている。青空の部分を広く取りすぎると間の抜けた写真となり、狭すぎると窮屈な写真に表現されてしまう。迷ったら様々な構図をつくることをお奨めしたい。ここでは縦位置写真も捉えた。縦位置は立ち上がって池塘の面積を増やす工夫をしているし、この写真はしゃがみこんで構図を作っている。




龍金花の広大な群落が展開する原生花園
「リュウキンカの広大な群落が展開する湿原/斑尾高原原生花園」
しゃがみこんでカメラポジションを確保。そのことでリュウキンカの花が重なり合って描写され、チャコールグレーの大地が花々に隠れることで、豊潤なお花畑がイメージされるのではないかと考えてのこと。右上に人物を配置させている。画面内にどんなに小さくても人工物は強く印象されるので、広大な風景を醸すことができる。人工物や人間は大きさの対象となるので、適宜、風景に生かすことがコツ。





ダイナミックな苗名滝に翠嵐
「ダイナミックな水量の滝に翠嵐/妙高高原苗名滝」
望遠レンズで滝とその周辺のみに的を絞って作画している。圧倒的な水量の雪解け水が落水しきれず、水煙となって岩壁を叩く…。火山の要因から溶岩が柱状節理の岩壁を形成、その上の緑色の翠嵐を連想させる森の若葉が鮮やか。滝の力強さと若葉のやさしさ、瑞々しい滝の風景が展開していた。シャッター速度を高速に設定、波打って落水する飛沫を活写した。




新緑映える世界遺産の五箇山相倉集落
「新緑に映える世界遺産の五箇山相倉集落/富山県」
展望台から集落を鳥瞰する感覚で捉えた。水を張った田植え前の田、早苗が植えられた水田、その上に茅葺屋根の民家が立ち並んでいる。遠景の残雪抱く山は、画面から省いた。もちろん山を入れた写真、縦位置写真、もっと広く捉えた写真などさまざまな構図を作画している。その中の一枚。




初夏の霊峰御岳山麓
「初夏の霊峰御嶽山の麓・芽吹く一本の巨木と青空に湧く高層雲/開田高原」
開田高原木曽駒の里には、シンボル的な巨木が一本立っている。残雪の御嶽山と中景の山並みを画面下にギリギリに配置させている。碧空に高層雲が湧き、それほど印象的な形をした雲ではないが巨木の上に取り込んでみた。画面はスクエアサイズに近いように決め、高度感、広がり感を適度に描写している。






No.409 滝&新緑

5月16日(火)曇


皆様こんにちは。いつもブログを見ていただき、ありがとうございます。

長谷アルプスフォトギャラリーをお訪ねくださいました皆様、ありがとうございました。

このところ思うような好天とならず、もっぱら滝や渓流、新緑などを追っています。

撮影した画像の中から少しですが下記へアップします。
お楽しみいただけましたら幸いでございます。


新緑まとう荒船山
新緑まとう荒船山
今春、3回目の荒船山参りで新緑をまとう山姿に出会うことができました。
午後の遅い時間帯をあえて選び、右斜め上から射し込む太陽光を利用。
山肌に陰影が付いて立体的な表現が可能となります。
若葉であれ、紅葉であれ、花の開花であれ、目的を持って撮影地へ向かう時、
一度で良い条件となることは滅多にありません。
何回も訪れ、そのチャンスを手中に収めるしかありません。
風景写真や自然写真は努力努力、また努力の繰り返しでしょう。
努力しても良い写真ができるとは断言できません。けれども
努力なしでは良い写真を生み出すことはできません。
だからこそ妥協点を高く持って、お気に入りの場所へ
何回も足を運ぶことになります。



白糸の飛沫優美な渋川の滝
白糸の飛沫美しい渋川の滝
三脚にカメラを据え、スローシャッターを使って水の流れを布のように表現。
人間の目で見た世界とは異なる世界を表現しています。
人間の目の残像現象は個人差はありますが、約1/15秒。
それよりも遅いとさらにゆっくりと流れて描写され、
早いと止まって描写されます。このコントロールが時間による表現となります。



滝と渓流
滝と渓流
滝をかなり遠くへ配置させるために、広角レンズを使い遠近感を拡大させ、
レンズのすぐ前の流れを画面下部へ入れている。
絞りは最大に絞り、被写界深度を深くしている。そのことから
シャツター速度は超低速となった。流れを煙のように表現したい
意図があったので、これらのカメラコントロールは必要不可欠。
渓谷を流れ下る幽玄さを醸したいと考えてのこと。



降り注ぐ飛沫
降り注ぐ飛沫
滝の落ちるところまで近づいて三脚をセット。水の激しく落ちる力強さを
表現しようと試みました。岩が黒いので逆光線で飛沫が輝くように捉えている。
逆光線での撮影は露出をはじめ、さまざまな問題があり、
描写するのは難しい光線です。



芽吹く若葉の中を乙女滝
芽吹く若葉の中を乙女滝
乙女滝と下流の流れも一緒に画面内に配置させています。
奥行きがある被写体なのでピントの合う範囲を深くとることが大切。
そのため絞りを最大にし、カメラのレンズから約10メートル付近に
ピントを合わせている。



岐阜県宇津江四十八滝
宇津江四十八滝
一夜にして山が崩れ、幾つもの滝が生まれたという民話の滝群。
ひとつひとつの滝は大きくはないが、フォトジェニックな滝が多い。
平滝と呼ばれる三段の滝の一番下の滝。縦位置写真とすることで、
滝の高度感と流動感を表現したい意図からこの構図を作っている。
若葉の色を出すにはPLフィルターは必需品。最大の効果から少し
もどして効果を弱めて使用。ケビン4400、ISO200、絞りF22、
三脚を使用して、ミラーアップ撮影している。シャツターブレを
極力減らす工夫が大切となります。



木それぞれの春
木それぞれの春
おもいおもいに花や若葉をまとう木々…。それぞれがありのままに春を謳歌します。
禅の世界感を彷彿とさせてくれる。欲も何もかも捨て去ったあと、ありのままに
ごく自然体でいることこそ、最終目的とする禅輪…。
厳しい修行を重ね、経文を唱え、托鉢無一物の世界。
この世でもなくあの世でもない、どちらにも属さない聖の世界。
花は花でいい、木は木でいい、と言い切る。悟りの境地とは?。



花は紅 柳は緑(白樺と関山)
花は紅柳は緑・白樺と関山
望遠レンズを使い、白樺1本とその下部に紅色の桜(関山)を画面内に配置。
縦位置写真とし、白樺の樹形を強調させています。背後は暗くなるよう、
針葉樹の黒々とした森を配置させています。

写真は俳句と同じ、季語を入れつつ、とことん余分なものを削除。
シンプルにすることこそがポイントといえるでしょう。
俳句は、世界最小の詩。たった五七五の17文字の中に過不足のない、
自然描写と作者自らの思いを詩の背後に託し、季節感も表現します。
写真もかくありたいと、私はその想いを徹底させます。




妙義山の針峰群
妙義山の針峰群
広大な風景の中から針峰群のみを抽出して、高度感を出す目的から
縦位置写真に構図を作ってみました。
平面的な写真なので被写界深度はそれほど必要ない被写体だが、
望遠レンズを装着したのである程度、絞っています。
右上から射し込む斜光線を利用し、立体的に描写してみました。
淡い新緑よりも少し進んだ若葉、PLフィルターを効かしている。

プロフィール

Alps Photo Gallery

Author:Alps Photo Gallery
たくましく生きる者の姿を。
厳かにして優しい大自然の表情を。
山岳写真家津野祐次と長谷アルプスフォトギャラリーのスタッフが綴る信州伊那市長谷にある、長谷アルプスフォトギャラリーの日記です!

カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
フリーエリア
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
検索フォーム